槍・穂高 登山

残雪期の槍ヶ岳

投稿日:2013年5月13日 更新日:

5月3日~6日、残雪期の槍ヶ岳に登ってきました。

去年の夏に登ったときは雨とガスで風景もなにもなかったので、今度はいい写真が撮れることを期待して行ってきました。
装備は12本爪アイゼン、ワカン、ピッケル、スコップ等、冬山完全装備。ロープとハーネス、クライミングギアは最後まで持っていくか迷いましたが、入れると25kgオーバーになるので置いていきました。(実際置いていって正解でした。あの渋滞の中ロープなんか出そうもんなら大ブーイングです)

3日の朝、東梅田のバス乗り場から高山へ。ところが連休後半の初日だということを失念していて、案の定大渋滞に巻き込まれる・・・高山についたのは15時50分(3時間以上遅れ)。そこからバスで新穂高まで行き、着いたのが18時半・・・バスの運転手さんにも、「今から登るんですか!?」とびっくりされましたが、登りました(´Д`;)。20時近くまで歩きましたがまだまだ先は長そうなので、1日目は林道の真ん中でビバーク。

2日目の朝、3時過ぎぐらいに人の歩く音で目が覚める。
4時すぎにツェルトを撤収して行動開始。
天気は良さそうです。

白出沢出合の先、林道が終わると登山道に入りますが、雪道にトレースがしっかりついていて、木にテープもまいているので迷うことはありません。

槍平小屋の近くで休憩し、その後は飛騨沢をひたすら登る・・・

この日午前中天気よかったのに、昼前ごろから急に風が出てガスで視界がなくなり、地吹雪になりました・・・北アルプスは天候が急変すると聞いていましたが、さっそくやられました(^_^;)。
槍ヶ岳山荘近くまで登ってきたところだったのでよかったが、これがもしもっと飛騨沢の下の方でやられてたら上れてたかどうか・・・ガスでトレースを見失うか、寒さでやられていたか・・・
とりあえず強風の中、なんとか岩陰にツェルトを張り、この日は終了。
夜中まで雪が降っていたため、雪がツェルトにパラパラ当たる音と、風でツェルトがたわむので寝られず・・・

3日目の朝、4時過ぎ、人の歩く音で目がさめる。
外に出てみると、前日の悪天候が嘘のような天気。

すでに日の出待ちの人たちがいます。
こちらも急いで三脚を立ててスタンバイします。

御来光\(^^)/。苦労してここまで来てよかった・・・

朝焼けに赤く染まる槍ヶ岳山荘。

冬山は、雪の白さに朝焼け(モルゲンロート)の赤がよく映えます。

山頂にはすでに人が登っています。

朝日が北アルプスの山々を上から赤く染めていきます。

一通り写真を撮ったので、いよいよ槍ヶ岳に登ります。

ハシゴで大渋滞・・・

後ろを振り返ると、絶景が広がっています。

山頂に到着!

山頂から見る北鎌尾根方面。今年の夏はここを行くか・・・

それにしても良い天気です。

ツェルトを撤収します。
竹ペグをしっかり埋めておいたので、一晩持ちました(^_^)

スキーで降りる人もいます。

この飛騨沢の下りで、上からの強烈な紫外線と下からの雪の照り返しで、顔が酷い日焼けでボロボロになってしまいました(^^;)日焼け止めか、つばの広い帽子がいるなぁ・・・

槍平近くから。西穂高方面?

3日目の夜は槍平小屋の近くでツェルト泊。
しかし夜どこからともなく地面を這い回る虫がツェルト内に入り込んできて、えらいことに。
一晩中虫退治で寝られず。
ツェルトの底を完全に縫ってしまう必要があるな・・・

4日目は予定より1時間早く下山し、中崎温泉でゆっくり風呂に入ってから帰りました(^_^)

 

-槍・穂高, 登山

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ほぼ毎週六甲山を地下足袋でうろうろしてます。
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