木曜の夜、窓全開でシャツ1枚で寝てしまい若干風邪気味ですが、まぁ運動して汗かいたら治るやろと思い、朝早くから大峰の沢へ。
年内にもう1本大峰の沢をやっときたくていろいろ探し、さすがに寒くなってきたのでなるべく簡単そうなルートないかと調べ、この前行った上多古川の支流「上谷~地蔵谷」が簡単らしい・・・
山と渓谷社の「関西起点沢登りルート100」によると初級の沢らしいですが、ほんまに初級かこれ?と思うところが多々ありました。確かに難易度としては難しくはないですが、「初級=簡単」という認識が間違っていたらしく、「初級=確保無しでも登れなくはないけど、落ちたら死ぬ」という感じでした(´д`;)まぁなんとか登りきって何度も歩いた山上ヶ岳コースへ。紅葉は上のほうは既に散っているところもあり、下のほうはまだまだこれから、見頃はもうちょっと先になりそうですね。
また来ました。ここのバス停で降りて上谷へ。
右手に上多古川を見ながら、林道を歩く。
学生さんたちが林業の見学をしてました。
今回は左の上谷へ。
車止めのゲートを越える。
林道終点。ここで準備します。
しばらく踏み跡を歩く。
こういうフサフサ(苔?シダの仲間か?)の上を歩くと、足の裏がすごく気持ち良いんですよ。踏んでも地下足袋なので自然へのダメージも少ないはず・・・
この橋のところから沢に入る。
ちょっと寒いので、出来るだけ水に入らないように・・・
とはいってもけっこう濡れますね。
木を針金で括って、堤防のようにしてますね。
迫力のあるナメ滝。これ真夏に来たかったな~
濡れたくないので横のスラブを行く。
大きめの滝。約8m。
右岸を高巻く。
キクラゲか?
続く滝も右岸から高巻くが・・・
高巻き途中から。この後かなり怖い思いをすることに・・・
濡れ濡れとドロドロの急登でした。
高巻きの上、壁に出て右(滝のすぐ横)はほぼ垂直、左はやや傾斜が緩いが泥+もろい岩。
ロープ出すのが面倒なので荷物背負ったまま左からずり上がる。
なんとか橋のところまで降りてきた。ここも道が不明瞭なので一旦右岸を大きく高巻いて・・・
ここから。残置ロープが信用できないので自前のロープで懸垂下降。
しばらくは登りやすい滝が続くが・・・
滝の横を登るところ。ハングになっていて上はほとんど手がかりのない濡れたスラブ。もし滑ったら数メートル転がり落ちて滝壺へドボン。どうすんねんこれ・・・
重いザック背負ってだと無理なので、ザックを下ろしてロープを結び、先に上がる。
全身を使ってズリズリずり上がりました(´д`;)
石にスリングを掛けて懸垂下降、ザックを荷揚げ。
ポタポタ雫が落ちてくる滝。とてもきれいでした(^^)
続く滝は左から高巻く。滝の上に水しぶきがモワ~と水蒸気のように立ち込めてます。
上が1条、下が2条の見事な滝。ここも右から高巻いて、途中から滝の横を登るが・・・
滝の横はスラブ状です。
濡れたスラブは本当に神経使います(´д`;)。
滑ったら転げ落ちて滝壺にドボンです。
ここの大岩の下をくぐるらしいですが、間違いなく全身ずぶ濡れになりようなので・・・
上から越えて倒木に下りる。
来ました!牛呼滝です。3段35m、滝の中に風洞がある、珍しい形をしています。
どうやってこんな形になったんでしょうね。
穴の右から登れるらしいですが、もちろん止めときます(^^)
少し戻って左から高巻くが、ここも結構悪い道でした。
途中、足場のない壁にハーケンが打ってある場所がありますが、
こんな感じに長めのスリングを上の木に引っかけて、スリングを掴みながら上がると楽に登れます。
登ってきたところ。滝の高巻きといってもほぼ垂直。
上まで上がると水平のしっかりした道があり、なんか有りえないものを見た感じがしました。
牛呼滝の上から沢に戻る。
錆びた一斗缶。何の用途か不明。
朽ち果てた植林小屋。ここから左の地蔵谷へ。膝ぐらいまでの渡渉あり。
深そうな釜の滝。左から高巻く。
もうしんどいので、出来るだけ道を歩きます。
何かの機械の部品?
最近は沢の水を飲むのも平気になりました。まぁキレイな沢限定ですが。
もうかなり疲れてきました(´д`;)。
今回も大活躍のゴルジュライト。冬山でのピッケルのように、沢登りはもうこれなしでは行けないですね。
大きい滝にぶち当たる。左は絶壁、右から高巻けそうですが・・・
右のズルズルのザレ場を登るとこちらも絶壁、右へとザレ場の上を四つん這いでトラバース、そこから上へよじ登る。途中で右にも大きな滝が見えます。
急登から左へ進むと踏み跡が。
途中、濡れた場所を横断、さらに踏み跡は続く。
少しずつ高度を下げて沢に下りてきました。ふーやれやれ(´д`;)
4段ぐらいの滝。
4段目は強烈にハングしてるので右から高巻く。
水は左のルンゼから流れてきてますが、遡行図ではこの大ゴーロ地帯を登るらしいので行きます。
足元フラフラです(´д`;)足が上がらへんようになってきた。
テープが出てきた。ゴールは近いか?
ようやく着きました~。アスカベ平です。平面が広がってるのでどこでもツェルトが張れる!
すぐに伯母谷覗にでました。
絶景です~
横から見るとこんな感じ。
いい時間なのでツェルトを張る。立派な寝床が出来ました(^^)
晩御飯を食べたら、疲れたのでちょっと早いけど寝ます。いつものダウンを着てゴロ寝スタイル。シュラフ無し、寒くなったら足をザックに突っ込みます。
山の夜は長い。普段考えないような事を色々考えてしまいますね・・・
朝食。最近オートミールにハマってます。
ガスってる(´д`;)
紅葉はもうちょっと先やなー
阿弥陀ヶ森へ。
根元から抜けてる巨木をくぐる。
森っぽいところ。
女人結界門。ここから先オッサン100%。
苔をアップで。
こういう道を歩いてると、あぁ大峰に居るんやなぁと思いますね。
小笹宿でちょっと休憩して水を補給。
これは理源大師の像やったかな?
この前登った阿古滝谷の出口です。
尾根道を歩く。
こういう根っこから抜けた巨木がけっこうありますね。南奥駆道にもあったな。
大峯山寺に到着。
熊「多数」出没らしいです。
大峯山寺の門。
宿坊。
一部紅葉してます。
西の覗へ。
紅葉はまだか。
左側は結構紅葉してる。
右の絶壁。
そびえ立つ岩。
この辺りはどこを撮っても絵になるなぁ。
鐘掛岩の上へ。
ちょっとガスってますが。
そこそこ紅葉してます。
陀羅尼助茶屋。いい雰囲気ですねぇ。
洞辻茶屋は閉まってました。
ここの水はちょっと飲む気がしないな。
やっぱり天気がいいと紅葉もきれいやなー
無事に清浄大橋に下りてきました。お疲れ~