クライミング

ソロクライミングのシステムを検証

投稿日:2017年11月23日 更新日:

いつもはフィックスロープ登り返しばかりで、めったにやらないソロクライミングだが、今回はちょっとアレでやっといたほうがいいかなと思うので、いつもの場所で練習。

夏場でしかも10mmロープを使う場合はソロエイドを使うが、年末の山行はちょっとハードなので出来る限り軽量化したい。そのため8mmロープを使うことを考えているがソロエイドは9mmより細いと止まらないらしいので、よくあるチェストハーネス+ルベルソを使ったソロシステムを試してみた。

※ソロで登る場合、通常の二人ペアで登るよりも怪我のリスクが高くなるので決しておススメはしません。簡単に言うと墜落距離が長くなる、ロープワークが複雑になり、登攀が阻害される、など。

 

ブラックフェースに到着~

アイゼン、グローブ(防寒テムレス)を装着。ここから全ての作業をグローブを付けた状態で行う。

アンカーを設置。

ルベルソを取り付ける。

本来の使い方ではないので、ペツルに怒られそうです(^_^;)

これ後から見たら間違ってた。本当はロープをチェストハーネスのカラビナに通さないといけない。じゃないと頭から墜落したら止まらない。

残りのロープをロープバッグに詰めて、ハーネスに吊るす。

これが失敗。詳細はのちほど・・・

フリー側のロープは地面に置いてそのつど引き上げるというやり方もあるが、ロープが途中で引っかかると詰んでしまうので、ロープバッグを使ったほうがいいと思う。

 

登る。

残置ハーケンにヌンチャクを掛ける。

通常ヌンチャクにロープを掛ける場合にはカラビナに掛けるだけだが、ここはあえてインクノットで結ぶ。これは色々意見があると思う。

もし落ちた場合ロープが流れず最悪残置ハーケンが吹っ飛ぶが、ロープの重みで下に引っ張られながら登るほうがしんどいし、弛んだロープが岩角に引っかかったりすると面倒なことになり、かえって危険にさらされることもあったので。

それに本番は落ちたとしてもストーンと落ちるのではなく滑り落ちることになると思うので、ハーケンに掛かる衝撃はそんなに無いはず・・・まぁケースバイケースで。

 

一回体重を掛けてみる。ちゃんと止まった。が、実際8mmで、しかも墜落した衝撃だとどうだろうか・・・

ロープバッグがアイゼンの踵の爪に引っ掛かって何度も引っ張られる(^_^;)

登り返しはダブルアックスで。

ホールドにピックを引っ掛けるが、体重移動する際に一瞬刃が浮いてはずれそうになる。

一度ピックを引っ掛けたあとは、常に同じ方向に同じ力が掛かるように気をつけないといけない。

上まで行くとBさんが。お久しぶりです~(^_^)

海外の岩登りのお話など聞きました。

サンデーモーニングで装備解除。

防寒テムレスに穴が開いた・・・

まぁ2年もったから十分か。買い直さなあかんなぁ。

ルベルソを使ったソロのシステムは初めて試したが、思ったよりも使いやすい。

慣れたらロープは片手で送れる。ルベルソのカラビナを引っ張ってロープを緩めると一気にロープを引っ張りだせるし、カラビナを引っ張りながら歩くと自動でロープが繰り出される。

これがプルージックを使ったやり方だと両手が開かないとロープを送れないので難しい場所でロープが足りなくなると詰んでしまう。

ソロエイドを使うと10mmロープになるし、グローブをはめた状態だとカムを緩めてロープを引っ張る動作が出来ないので、そういう意味でもルベルソのほうが冬山向けか。

あとロープはロープバッグを別に持つのではなく、サブザックに詰めたほうが良い。その場合サブザック内のものと干渉しないようにする必要がある。

年末まであと1カ月ほどなので、あと3回は練習したいところ。

でも実際ロープ、カラビナ、ハーネス類で4kgほどあるので、完全フリーでさっさと登ったほうがむしろ安全なんじゃないかという思いは常にある。が、ロープがあると撤退も出来るし、4kgぐらい余分に持てる体力つけろよという話やな~

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