先週の宝剣サギダル尾根に続いて、今週は大山北壁 別山バットレス中央稜へ。
メンバーは俺、Iさん、Nさんの三人。
深夜出発で朝4時に駐車場に到着し、朝5時出発。出発時にいきなりヘッデンが壊れたので予備のヘッデンを借りる。不吉な・・・
別山尾根への取り付きは、元谷非難小屋からまっすぐ上(南)の樹林帯の中を進み、途中尾根から少し左に出て沢沿いにトラバースしながら、尾根の末端に取り付く。
途中にピンはないので(あっても雪に埋もれて見えないので)灌木を支点にして登って行く。雪質はやわらかく良くない。アイゼンを蹴り込んでも下の石に当たって効いてるんだか効いてないんだかわからない状態。
天気予報では最初曇りで次第に回復してくるはずが・・・ずっとガスってる(T_T)
ビレイポイントも足場が悪く、3人立てないところもあった。
途中で雪が降り出し、ビレイ場所がチリ雪崩状態で雪が頭の上からザーザーと降り注ぐ。
尾根に上がる最終ピッチではピン、灌木が無いので上までランナウト、落ちたら多分ビレイヤーも巻き込んで全員落ちてたかも・・・(^_^;)
セカンド以降は肩がらみでビレイして全員ナイフリッジに立つ。
間は夕方6時を回り、あたりは真っ暗。
しばらくナイフリッジを進み、左の懸垂支点から主稜へ取り付く尾根のコルへ下りるはずだったが、夜で真っ暗なうえにガスがかかっていて視界は2mほどしか見えないので25m下りてもコルを発見できず、ナイフリッジへ登り返す。
へたに動くと危険なので、今日はこのナイフリッジ上でビバーク決定\(^o^)/
夜は二人用のツェルトに3人のおっさんが身を寄せ合い寒さをしのぐ。
風が強く、ツェルトが飛ばないように一晩中押さえているのがつらかった(^_^;)。
夜中、風がおさまりガスも晴れて、月明かりの下に幻想的な大山北壁の全貌が浮かび上がる。一眼レフ持ってくればよかった(T_T)
朝、風は無し、ガスも晴れて絶好の登山日和。昨日これだったら日帰り出来たのに・・・
一般道に合流!
あー疲れた。
帰りの車の中から撮った大山。富士山みたい。