登山

氷ノ山 登山

投稿日:2011年10月29日 更新日:

2011年10月29日~30日

兵庫県の最高峰、氷ノ山に登ってきました。

初めてのテント泊。テントじゃなくてツェルトですが、ま、ツェルトのほうが汎用性があるし。遭難したときとかかぶれるし、ツェルトのが玄人っぽいしいいんじゃないかと。(単にテント買う予算が無かっただけですが・・・)

この日の装備はいつものCanon EOS7D、タムロン17-50mm、シグマ18-200mm、マンフロットの三脚、あとテント泊の装備で総重量16kgほど。

阪急宝塚経由で、福知山線で八鹿駅に向かいます。途中の駅では濃い霧がかかっている場所もあり、若干不安でしたが、八鹿駅に着くととても良い天気です。

八鹿駅。この時は天気もよかった。

ここから全担バスで登山口まで向かいます。登山口の福定親水公園で準備をして、登山開始です。

布滝。

紅葉が綺麗です。

しかし15時ぐらいからだんだん雲が広がり、雨が降り出しそうな天気になってきました。(~_~)
天気予報では日曜日が昼ごろから雨だったので、日曜の午前中ぐらいまでは持つだろうと考えていましたが、どうも下界の天気とは違うようです。

そうこうしているうちに山頂に到着!

避難小屋は2階建てで、けっこう綺麗に片付けられています。
でも今回はテント泊なので、小屋の20mほど前の平地にツェルトを張ります。

ツェルトを張った写真を撮り忘れたので、この前試しに別の場所で張ったときの写真。

アライテントのスーパーライトツェルト。ペラっペラのナイロンシートなので大丈夫やろか・・・
直接地面に張るとツェルトが汚れるので、ブルーシートを敷いてその上に張り、中にはNASAが開発したらしい?銀色のシートを張ります。

寝床も確保したので、山頂からの景色を楽しみます。

夕方5時を過ぎると陽も落ち、周りの景色も見えなくなるので、時間は早いですが寝床にはいります。
ツェルト内部の様子。

 

一人用のツェルトなので、かなりせまい。立ち上がることなどできないので、寝るか座るか、方向転換するのもしゃがんだ状態ですることになります。
一人だとなにかと心細いので、ラジオはつけっぱなしにしておきます。中国語か韓国語かの放送が聞こえる・・・

夜になるとだんだん風が強まり、頭上で風の唸り声が聞こえます。
伊吹山のときと同様、山頂なので風が強く、テントの壁がずっとバタバタ鳴っています。

気がつくとテント内が結露し、水滴が付いています。これが、風でテントが煽られたときに水滴が顔に飛んできて気持ち悪いので、タオルをかぶって防ぎます。

テントの床には地面からの冷気を遮断するためにマットをしいているが、これがエアーが足りなかったのか断熱効果があまり無いような・・・それに湿気を吸うので、足元に敷いているウレタンの座布団と比べるとずっと冷たく感じる。

テント内の気温は9度。
夜中ずっと風が止まず、テントは強風に翻弄されるままにもはや三角形の形を留めていない(中から見た感じでは)。テントの床になる部分は内側に折り込むようになっていますが、テントの出入口側のそれが強風で外に引っ張られて地面が見えている状態になってしまったので、雨が入らないように
また内側に折り込んで手で抑えてたりして、とても寝れる状態ではありません。

朝5:30。ようやく雨が小降りになってきました。
外はまだ真っ暗なので、ヘッドランプを点けて外に出ます。
ひとまずテントを撤去するため、避難小屋にテント内のモノを全て運び込みます。

小屋には2人泊まっていましたが、2階で寝ているので1階を使わせてもらいます。

撤収する直前の寝床。

 

荷物を全て小屋に運び入れ、一息ついてお湯を沸かし、コーヒーと、朝食のインスタントのスープパスタ(カレー味)を作ります。こういう場所で食べる温かい食べ物は、なんであれとても美味しいですね(*^_^*)。

朝6時半。相変わらず小雨が降っていますが、山頂からの景色はそれなりに素晴らしい。もちろん晴れていたほうがよかったですが、雨でも水墨画のような風景が綺麗です。

 

朝7時。傘をさして小屋を出発。地面はドロドロで道の真ん中はとても滑りやすくなっているため、道の脇の草の生えているところを歩いて行きます。
途中神大ヒュッテで水を補給して、下山道を歩きます。上りは5時間ぐらいかかったのが、下りは3時間半ほどでした。雨で足場が悪いところは有りましたが、けっこう歩きやすい道だったと思います。

 

-登山

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