やはり地下足袋ハイカーとしては行っとかないといけない槍穂高縦走。で、槍・穂高だけだとちょっと物足りないので、槍ヶ岳のバリエーションルートである北鎌尾根とつなげて北鎌槍穂高縦走でやってみた。
北鎌尾根は4年ぶり。ルートはぼんやりとしか覚えて無いが、基本的に稜線を外さなければいいのでルーファイは楽ですが、踏み跡が多いので変な所に行かないように気を付ける必要がある。いくつかあるピークは巻き道で回避出来るが、それでは面白くない!やっぱりピークは登ってなんぼなので、出来るだけ巻かずに攻める。が、なにしろこの尾根は現在進行形で崩壊しているのでボロボロのため、常に足場が崩れないか、ホールドが抜けないか気を付けないといけないので疲れる(´д`;)
大キレット、ジャンダルムは今回初めてだが、アスレチック感覚の楽しい岩場だった(^^)
※地下足袋は登山靴ではありませんので、もし履く場合は自己責任でお願いします。
<行き>
梅田から長野の松本まで高速バス。
松本から新島々まで長野・上高地線で電車移動。
新島々から上高地までバス
<帰り>
新穂高温泉から松本までバス。(渋滞あり)
松本から大阪まで電車。
松本から新島々まで上高地線で移動。電車には長野・上高地線の萌えキャラのイラストが・・・
新島々から上高地まではバスで移動。
上高地に到着~。あいかわらず大勢のハイカー、登山者、クライマーでごった返してます。
ここから地下足袋で行きます。
河童橋。ここから見る穂高の景色はよく写真で見る。
こんなとこでのんびりキャンプもいいなぁ。でもすぐ飽きそう(^_^;)
上のほうはガスってそうやな。
明神館を通過。
徳澤園を通過。
横尾山荘。こんなところに泊まってゆるふわハイキングもいいなー。
沢沿いは空気が冷えてて涼しい。
槍沢ロッジでちょっと休憩。
ここから右へ曲がって水俣乗越へ登る。
はい、気合入れていきますよ。
水俣乗越から北鎌沢出合いまで下りていきます。
ボロボロに崩れるルンゼをしばらく下りてから右の踏み跡に入る。
残雪地帯へ。
地下足袋は雪と相性が悪い。水が染みるし滑るし。
割れたヘルメット・・・縁起わる!
ゴーロ地帯を下りて行く。
北鎌沢の出合いでツェルトを張って今日の行動は終了。
晩御飯はいつものようにオートミール汁・・・
二日目の朝。右俣を登っていく。結構上のほうまで水が流れてました。
簡単なボルダリングもあり。
間違えて右の沢へ入ってしまう。上にコルが見えたが、ざれてて登れそうにないので草を掴みながら左へトラバース。ずるっと15cmほどスリップしてヤバかった(^_^;)
そうして踏み跡に出たあとそのままコルへ。
振り返ると、絶景やぁ~
草の中を歩いたら地下足袋に草生えたw
ここから尾根歩き。さぁ行きまっせ~
這松の中に隠れている踏み跡をたどる。
独標か?
ビバーク地はあっても水がないとなー
ロープのトラバース。
岩の張りだしたトラバース。かがんで抜ける。
ここから独標の上へ登ってみる。
這松を掴みながら、グズグズに崩れる斜面を登る。
すごい高度感。さらに足元は崩れやすく、掴むところも浮石が多い。神経使うわ~
この穴をくぐって登ってきました。この穴の中もなぜか水が流れて滑る。怖かった~
ガスってきた!コンパスで方向を確かめてクライムダウンする
登る。
この残置スリングを右へトラバース。
登る。
槍の穂先はガスの中。
踏み跡を下りる。
次のピークへ。ここは真ん中のクラックを登る。
崩れる斜面を登ってピークの上へ。
登れないピークは巻いて行く。
この巻き道は怖すぎるので・・・
左の斜面を、稜線まで登る。そのあとは尾根伝いに登る。
石の積み重なったピークへ。
確か上まで登ると残置スリングの懸垂支点があったが、左からクライムダウンできます。
絶景ですねー
槍が姿を現わした。
ビバークポイント。北鎌平か?
遭難プレート。
槍が見えてからもなかなか近づけない(^_^;)この後ルートをミスってチムニーに行かずに右へ右へといってしまい、残置スリングの右の怖いところを登って行ってしまう。写真撮る余裕無かったので写真はありません。
このお堂の真後ろから出てきていしまい、写真撮ってる人の邪魔をしてしまいました(^_^;)
案の定、渋滞に巻き込まれる・・・
槍ヶ岳山荘を通過。
ガスが晴れたので皆さん今から登るんでしょう。この渋滞に巻き込まれなくて良かった・・・
さぁ南岳へ。ガスってて涼しい~
あの長いの超えなあかんのか(T_T)
ようやく南岳に到着~ここまでが長かった・・・
お!ブロッケン現象か?ちょっと薄いけど。見るのは3回目です。
南岳小屋に到着~ツェルト張る場所あるかな・・・
ま、とりあえず氷結で一服。
またもやブロッケンが。
時間が遅いので石が埋まってるところしかツェルトはる場所がなかった。夜は石を避けるように体を折り曲げて寝ないといけないうえに、雨でツェルト内は結露、雨漏りであまり寝られず(T_T)
翌朝、朝焼けが美しい・・・
ご来光来た~\(^o^)/
北穂側のモルゲンロートも素晴らしい。
では大キレットへ。
渋滞でーす。
尖った尾根を通過。
足場も鎖もあるので安心(^^)
絶壁。滝谷のへんかな。
あと200mが長いんやわ。 大キレットは距離は短いけど、アップダウンが激しいのでしんどい。
槍から大キレットの稜線が美しい・・・
北穂高小屋に到着。あーしんど。
疲労回復には絶景を見ながらペプシ。やっぱこれですわ(^^)
チューハイはダメ。人工甘味料入ってるから回復しないので。
とりあえず撮っとく。
奥穂へは、一旦下りて岩場を左からまわり込んで行く。
涸沢岳を通過~
穂高岳山荘。トイレ綺麗、テン泊は水タダ、めっちゃ快適~
ヘリ飛んでました。
張れる場所にはすべてテントが張られてます。ヘリポートにも張られていたそうな。多分小屋の中も飽和状態でしょうね。
13時ぐらいにツェルトを張ったら何もすることが無いので、両隣のテントのお兄さんと話しながらのんびりまったり過ごす。
両隣のテント、一人は夫婦で来られてる長身のベテラン風のお兄さんで、穂高だけでなく他の山にもかなり詳しい。
もう一人はワンゲル部の大学4年生で、かなりの健脚。俺もそのぐらいの歳から登山したかったな~
翌朝、暗いうちから奥穂高岳へ。すでにご来光目的の人が沢山登ってます。
槍と朝焼け。日の出は昨日見たし、急いで西穂まで行かないといけないので・・・
西穂へ向かいます。
馬の背は、ある程度明るくなってからのほうが安全ですね。
目の前にどーんとジャンダルムが。
ジャンダルムの登り。ホールドは沢山あるのでどこでも登れそうな感じですが、右の浮石だらけのとこ登ってしまってちょっと怖かった(^_^;)。
頂上に到着~。
あとは西穂へ行くだけ。
スラブの鎖場。
ガレガレです。
うまいことバランス取ってます(^_^;)
P1!(だから何やねん)
お、西穂か?
西穂山頂に到着。長かった~
この下りもちょっとした難所あり。
で、ここで上がってきた夫婦+子供が、なんと地下足袋!今回の山行で地下足袋に会ったのは初めて(^^)。園芸のヘルメットをかぶっていたので多分本職やろなー。
たぬき岩ってなんや?
ピラミッドピークを通過。このへんからガスってきました。
独標を通過。ガスに囲まれて眺望なし!
丸山の先から後ろを振り返ると、山頂は完全にガスの中。今から登る人かわいそう。
西穂山荘に到着~
ここから下は湿った登山道。
今までずっと岩岩したところを歩いてたので、土の道が気持ち良い!
ロープウェイの駅に到着!今回も無事に下山出来たことに感謝です(^^)