近鉄近江長岡駅~伊吹山
2012年の初日の出は、去年何度か登った伊吹山の山頂から撮ろうと思い、大掃除もなにもかもほったらかして大晦日から登ってきました。
先週八ヶ岳のときは、必要なものと、そうでないものが判らずいらないものも持っていって荷物が重すぎたので、今回最低限必要な物だけにしたので、重量はザック18Kg+カメラバッグ2Kgの計20Kgになり、前より4Kgも軽量化に成功!
この日のカメラ機材は軽量化のため、CanonEOS7D+シグマの18-200mmのみ。
テントもアライテントのスーパーライトツェルトから、モンベルのドームシェルター2型に変えました。
淀川で試しに設営してみたところ。
自立式なので、どこでも設営出来ます。軽いので中に荷物を置いておかないと飛んでいきますが・・・
サイズは210×130、中はツェルトと比べるとはるかに広い!!
2011年12月31日 朝九時半、近江長岡駅から見た伊吹山。雪を被っているせいか、大きく見える。
近江長岡駅から9:40のバスに乗り、登山口まで行きます。
すでに雪が積もっていますが、アイゼンを付けなくても問題なく登れます。
この日は天気が良く、強烈な陽射しと雪面の照り返しで暑くてすでに汗だくになっていましたので、フリース1枚とモンベルのシャルモパーカーを脱ぎます。
また、雪の深いところにはまるとひざまで埋まるので、スパッツを装着します。
2合目付近。暑い・・・
先に登った人のトレースが付いているので道に迷うことはありませんが、もともとの登山道は完全に雪に埋まっているので、夏場とは全く違うコースです。
3合目付近。山頂を見るとガスが出ている。大丈夫だろうか・・・
6合目から上はさらに傾斜がきつくなるので、ここでアイゼンを装着し、ピッケルを持って登ります。
雪が深いところはひざの上まで沈み込むので、なるべく前の人が通って固まった雪の上を、アイゼンの前爪を突き刺して歩きます。
しばらく歩くと、どこからともなくガスが出てきて、あたり一面が真っ白に(゜o゜)。ホワイトアウトというやつです。前5mぐらいしか見えませんが、とにかく上へと登ります。
しばらくするとガスも晴れ、青空が見えました。後ろを振り返ると登ってきた3合目、ふもとの町、遠くの山々まで見渡せ、絶景です!
傾斜がかなり急なので、こけたら下まで転げ落ちそうです。
ところどころに木が生えていて、雪を被っています。
ようやく山頂が見えてきました!三角形の屋根は山頂の避難小屋です。
午後2時過ぎ。避難小屋に入り、とりあえずお湯を沸かして昼食にします。
下から持ってきた水1リットルが無くなったので、雪を集めて水を作ります。
幸い小屋の横にきれいな雪が積もっていたので、それを溶かして水にします。大きいビニール袋3分の1ぐらいの雪でちょうど1リットルの水になりました。
後で聞いた話によると、北京オリンピックまでは大陸からの汚れた空気のせいで、雪も黒ずんでいて溶かして飲めるような状態じゃなかったそうです。
水を確保してから、風の弱いところをさしてテントを設営します。
このとき、同じように初日の出を撮りに来ていた山屋の人たちが夕日を撮るために動き出したので、こちらも同じようにカメラを持って高いところに移動。
2011年最後の夕日。感動的です。
ヤマトタケル像と標識が、完全に雪で覆われて、夕日で赤く染まっています。
夜、テントで寝ようとしていると、山屋の人が来て、せっかく年末なので小屋に来ないかと誘われたので、小屋にお呼ばれしてナベやビールをご馳走になりました(*^_^*)。夏場は飲食店として営業しているところで中は広くてコタツまでありとても暖かく、またベテランの山屋の人たちの武勇伝や貴重なお話を聞けて、とても楽しかったです。
朝6時半、そろそろ初日の出を撮るために準備をして、小屋をでて日の出ポイントに向かいます。夜中登ってきた人がすでに数人スタンバイしています。
風が強く、顔に冷たいかぜがあたりピリピリします。気温は多分マイナス10度くらいか。
2012年初日の出!\(^o^)/しかしあいにく天気は曇りで、残念ながら日の出の写真はいまいちな結果になりました(T_T)。
山頂から撮った山間の町の風景。うすいもやがかかっていい感じです。
9合目の斜面は多分傾斜45度くらいあり、崖を降りているような感じです。
躓いたら多分下まで転げ落ちそうなので、慎重に降りていきます。
4合目のコンクリート。
11時13分下山。すでに近江長岡行きのバスが来ていたので、急いで乗ります。
今回天気も良く(日の出はいまいちでしたが)、山屋の人たちとの出会いもあり、とてもいい年明けを迎えることが出来ました。